団体概要 背景

About Us

団体概要

悲しみを学び、つながりを育む。

理念 (Philosophy)

死別とグリーフに関する学術研究・教育・社会実装を推進し、エビデンスに基づく支援のあり方を社会に根づかせる。

人は誰もが、人生のどこかで大切な存在との別れを経験します。そのgrief (悲嘆)は、個人の心理にとどまらず、関係性・共同体・制度のあり方とも深く結びついています。

日本グリーフアカデミーは、宗教・医療・看護・福祉・葬送・法制度などの知を架橋しながら、死別体験を「死別・グリーフ研究 (Grief Studies)」として体系的に捉え直します。

そして、喪失を抱える人びとが孤立しない社会の知と文化を創造します。

ミッション (Mission)

死別とグリーフに関する学術研究・教育・社会実装を推進し、エビデンスに基づく支援のあり方を社会に根づかせる。

日本グリーフアカデミーは、次の3つを主要な使命とします。

・研究

死別体験とグリーフに関する学際的・実証的研究。様々な事業者・専門機関と連携した共同研究を進め、知見を蓄積します。

・実践

遺族会・オンラインデスカフェ・終末期体験VR・デスツーリズム・自分史作成ワークショップを通じ、死別経験者が安心して悲しみを語れる場を提供します。

・社会実装

研究と実践から得た知見を、医療・宗教・葬送・教育・行政などと連携した研修・提言・教材づくりとして社会に届けます。ライフケアサポーター講座を通じて専門職の育成を進めます。

これらを通じて、死別とグリーフへの理解を深めるとともに、悲嘆を抱える人びとに対する支援が、医療・福祉・教育・宗教・地域社会の中で持続可能な仕組みとして実装されていくことを目指します。さらに、研究と実践の往還を通して、支援の質と社会的理解の向上を図ります。

ビジョン (Vision)

死別とグリーフの知見が社会にひらかれ、誰もが喪失の悲しみを語り、支え合うことのできる社会。

・グリーフに関する研究と実践が、日本社会における一つの学問領域・専門領域として確立していること。

・喪失の経験がスティグマ化されず、学校・職場・地域・宗教施設など日常の場で語り合えること。

・遺族支援のエビデンスと実践モデルが共有され、専門職と市民が協働してグリーフに向き合う文化が根づいていること。

日本グリーフアカデミーは、こうしたビジョンの実現に向けて、研究・教育・実践を往還させながら、「グリーフの学」と「支え合いの文化」を次世代へ継承していきます。

死別の総合学について

遺族の悲嘆には、心身の不調(医療的課題)、意味の喪失(宗教的課題)、社会的な別れのプロセス(葬送的課題)が複雑に絡み合っています。これまで分断されていたこれらの知見を横断的に結びつける「死別の総合学」という強力な視点を導入し、研究と実践を進めます。

代表理事からのメッセージ

看護師としての現場経験と、自身のグリーフの経験を起点に、日本グリーフアカデミーの活動を支えています。

代表理事・白瀧貴美子のポートレート写真
医療・看護・地域支援の視点

代表理事からのメッセージ

白瀧 貴美子

代表理事

看護師
臨床傾聴士(上智大学グリーフケア研究所認定)

看取り士

急性期病院にて外科・整形外科・循環器領域などの看護に従事した後、訪問看護、地域包括支援センター、看護小規模多機能型居宅介護など、地域に根ざした現場で活動を続けています。

現在の活動の原点には、27年前に母を看取りました。

当時、3人の子どもはまだ幼く、日々の家事や育児に追われながら生活していた。忙しい毎日を過ごす中で眠れない日々が続き、次第に体調を崩していったが、その原因が何であるのか、自分自身でも分からなかった。ただ、「頑張らなければ」という思いの中で、一人で抱え込みながら過ごしていました。

看取りから時間が経つにつれ、自分自身の状態さえ分からなくなっていった。そして後年、グリーフ(悲嘆・喪失)について学び始めた時、初めて「あの時、自分は深いグリーフを抱えていたのだ」と気づきました。その経験が、現在の活動の原点となっています。

看護師として多くの看取りや死別に向き合う中で、医療だけでは支えきれない悲しみや、生きづらさにも数多く触れてきました。

一人ひとりが自身の思いや大切にしていることを語るためには、信頼関係、環境、時間、タイミングなど、さまざまな要素が必要となります。また、人の思いは揺れ動きながら変化していくものであり、継続的な支援が必要となる場面も少なくありません。

さらに、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的な支援を実践していくためには、医療のみならず、多職種との連携や地域との関わりが欠かせないことを実感してきました。

看取り士として関わったご家族から、「母のことは先生や看護師さんが支えてくださるけれど、私は誰にも支えてもらえていないように感じます。私のことも支えてください」と涙ながらに語られた言葉は、今も深く心に残っています。

その経験を通して、支援とは一人で担うものではなく、多くの人が関わり合いながら支えていくものであることを学びました。

現在は、上智大学グリーフケア研究所資格認定課程にて、グリーフケア・死生学・スピリチュアルケアについて学びを深めながら、一般社団法人日本グリーフアカデミー代表理事として、グリーフに関する研究、遺族支援、地域活動、対話の場づくりなどに取り組んでいます。

日本グリーフアカデミーでは、医療・看護・宗教・葬送・地域など多様な領域を横断しながら、研究と実践、社会実装を往還させる活動を行っている。

グリーフについて学び、語り合い、支え合う文化が社会に根づくことで、人と人との思いやりある関わりが育まれ、その文化が次世代へと受け継がれていくことを願っている。

現在は、訪問看護や傾聴活動など地域での実践を続けながら、死別とグリーフに関する研究活動、セミナー講師、遺族支援、多職種連携による対話の場づくりにも力を注いでいます。

法人概要

法人名一般社団法人日本グリーフアカデミー
代表理事白瀧 貴美子
所在地東京都豊島区雑司ヶ谷3丁目7番1号1階
電話番号03-6907-0137
メールアドレスcozy.mimosas@gmail.com
設立令和7年(2025年)12月1日
活動内容グリーフ研究・実践活動・社会実装(ライフケアサポーター講座)
SNSFacebook: 日本グリーフアカデミー